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未来の会に参加してきました。 [高次脳_講演・社会活動]

今週は色々と忙しくて、すっかりブログが遅くなってしまいましたが、日曜日のことを。
日曜日は高次脳機能障害の当事者と家族の会である、未来の会に参加してきました。
場所は所沢。
そもそも所沢にくること自体、初めてだったりして。
初所沢。

駅前には、懐かしきYS11が。

YS11.jpg

僕、結構飛行機好きでこういうの見ると興奮するんだよね。
駅前に飛行機が置いてあるなんて、さすが航空公園。

今回は、2月の講演会で知り合った未来の会代表のIさんと、何回か意気投合して飲んで、その勢いでオブザーバー参加。
僕も初めての参加だったので、よく解ってないとこも多々あったのですがそこは勢いで。
参加者は20名前後位でしたかね。


僕は、ちょっとした緊張ほぐしゲームをやらさせてもらいました。

game.jpg

先日の回復期病院である永世病院さんでも実績があったので、今回も大丈夫だろうと思ってやったら見事にできました。

その後、色々とプログラムを経て最後にディスカッション。
皆さん、それぞれにそれぞれの悩みを抱えており、重みを感じる意見を拝聴させていただきました。
途中、脳外傷友の会の東川理事長も飛び入り参加されてびっくり。

数年前は、こんな思いを共有する場すらもなかったとのこと。
語り合うだけでも、どれだけ安心感が得られることか、自身とてもよい体験ができました。


新しい出会いもありました。
学生の方、復職挑戦中の方、支援者の方。
僕も前日、急遽自分の名刺を作成してご挨拶。
メールでつながっているだけでも安心するよね。


ということで無事に終了。
帰りがけに、当然がごとく打ち上げを。
まあ、何時間飲んだかね。
今年に入ってもう何回も飲んでいるんですが、お互い話が止まらないんだよね。
不思議すぎます。

mirainokai.jpg当事者のMさんが作られた、会のポスター。



これからなんだろうね。
これからもっと、当事者と支援者の輪をつなげていかないといけないんだろうね。

それを実感した、日曜日でした。


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人間の4つの幸せ [高次脳_ふと感じたこと]

昨日今日と2日連チャンで病院でした。
もちろん定期受診ですよ。
心臓・脳ともに定期的にケアが必要なのです。

でもこのタイミングで、風邪をひいてしまいました。
のど・せき・鼻みず・・・。
今日は循環器主治医の診療だったのですが、いつものお薬に加えて風邪のお薬ももらいました。
「しっかり飲んでしっかり静養するように」と念を押されて。


受傷後、体調を崩すことが増えた感じがしてます。
身体的にも当然体力は落ちただろうし、精神的にも負荷がかかっているからね。
これはすこしずつ取り戻していくしかないか。


そんな中、今日のSTリハで良いことを教わったので共有を。


人間の究極の幸せは
 
人に愛されること、
人にほめられること、
人の役に立つこと、
人から必要とされること

の4つである。
働くことによって愛以外の3つの幸せは得られるのだ。
私はその愛までも得られると思う。
(日本理化学工業株式会社会長の大山泰弘 氏)


調べて初めて知ったんですが、この会社、全体の70%以上が知的障がいのある社員だそうです。
僕はこの会社と特に何の関係もないのですが、とても共感したので紹介を。
ぜひ検索してみてください。沢山出てきますよ。

先日の講演会でも話したのですが、自分も居場所から出番造りまでの視点を持つ雇用先が増えることを願ってます。
決して受け身で言っているのではないのですが、就労復帰において雇用先にこの視点があるかないかは、とても大きなことであると感じます。

ということで、ここ1週間くらい週末含めてあんまりパットしてないのですが、こういう時もあるよね。

無理せず、明日からまたマイペースで行きますよ。


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日時感覚の話し。 [高次脳_ふと感じたこと]

4月になりました。
新年度ですね。
世には新入社員の真新しいスーツ姿が見受けられます。
僕の会社にも、新入社員らしき人が沢山。

フレッシュマンだね。

こういうのを見ると、時の移り変わりを感じます。
自分が新卒新入社員の時は、どんなんだったかな。


記憶喪失なので覚えてませんが。。。


ということで、記憶障害の話を、記憶障害者本人から少々。


僕は両方持ってます。
両方!?


■前向性健忘  受傷などをした時点以降の記憶が抜け落ちる状態。記憶障害回復後の出来事を記憶できない症状。記銘、すなわち新しい物事を覚えることができなくなってしまう状態。

■逆向性健忘  受傷・発症より昔の記憶が抜け落ちた状態。ある地点から過去、昔の記憶がなくなってしまう症状。記憶を呼び出す想起の障害つまりある地点から遡っての記憶が引き出せない状態のこと。 よくドラマなどで使われる「ここはどこ?私は誰?」はこの逆向性健忘と解釈できる。

※ウィキペディアより引用

自身、心肺停止による低酸素脳症なので、酸素供給が最も必要とされる、脳の中枢部の神経細胞あたりから死滅しているとのこと。脳外傷や脳梗塞のように、ストロークを起こした部位に突出して障害があるのではなく、高次脳機能広範にわたって障害があります。

だから、MRIだけでは一見わかりづらいんだよね。
スペクトでは明確でしたが。

そして就労復帰日常生活上、この両方の記憶障害がこの上なくいい感じに影響を及ぼします。

特に前向性健忘。

例えば、単純に日時とか人の名前とか。

今日が何月何日というのは、実は今でも即答できないことが多いです。
最初の1-2年くらいは「何月」というのも怪しかったくらい。
というのも、前向性健忘で時系列のエピソード記憶が病前のように頭の中で構築されづらくなったからです。

一方で、そのことに自分で気づいているため、逆にアクティブに情報を取りに行ったり、目につくとこに遭遇するように工夫して、何とか成立させてます。
カレンダーを目につくとこに配置したり、iPhone画面は日時表記が一発で出るように設定したり、日時を確認するタイミングを日常行動として設定したり、スケジュール帳詳細に取ったり、ライフログをとったり。

また、記憶できている大きなイベントや印象深いことを起点にして、そこからおおよその日時推測してたりもします。


新入社員が多いから、4月頭だなとか。


見えない障害は、社会活動を営むための「日時を覚える」ということに、これだけの労力を使っています。
その他諸々症状について、個別に説明したらきりがないので説明しないのですが、こういうところに高次脳機能障害の理解の難しさがあるんだと感じます。

一発で周囲に説明できるようなものがあると、本当は助かるんですがね。



話は変わりますが、実は今日は息子の11歳の誕生日。
野球のグローブをプレゼントしました。

僕が倒れた時は、6歳の幼稚園の年長生。
今は小学5年生。

僕の頭の中は、息子の誕生日だから4月なんだな、という感覚だったりもしてます。


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いきいきと活きる社会。バンカー・ロイ「裸足の大学」から学んだこと。 [高次脳_ふと感じたこと]

週末に、撮りためていたNHKスーパープレゼンテーションを何気なく見てたら、インド人のバンカー・ロイという方が出ていました。

全く知りません。
その前の、フェイスブックの女性のCOOの方のオンエアを見た名残でそのまま見たんですが、感動しましたね。


インドのラジャスタンに、驚くべき学校があります。大半は読み書きできない地元の女性や男性を訓練して、村で働く太陽光発電の技術者や職人、歯科医や医者にするのです。
「裸足の大学」と呼ばれる学校です。
その学校の創始者がバンカー・ロイなのですが、いいとこ育ちで高い教育も受けていたのですが、過去に飢饉で目の前で人々が亡くなっている姿を見て、地元に戻ってこの大学を開設したとのことです。

そして言語と教育の問題を解決すれば個人の能力は高いことを見抜き、村民の元々持っている能力を最大限に引き出して、世界にも恥じない一つの豊かなコミュニティを創り上げたのです。

その仕組み作りを、このプレゼンテーションで語っています。

面白かったのは、学校では5年ごとに選挙を行うそうです。今の総理は12歳で、朝は20匹の山羊を世話しており夜には総理大臣になります。内閣もあって教育大臣 エネルギー大臣 健康大臣がおり、150の学校と7,000人の生徒を管理しています。
その総理は5年前「世界子ども大賞」を受賞しました。
スウェーデンで表彰式があって、その時にスウェーデンの女王が「この子の自信はどこから来ているのですか?まだ12歳なのに全く動じていませんが?」と聞いたら、「女王様。私は総理大臣なのです」と答えたそうです。

英語が苦手な僕でも、感銘を受けた最後のセリフを紹介します。


I'll just wind up by saying that I think you don't have to look for solutions outside.
Look for solutions within.
And listen to people.
They have the solutions in front of you.
They're all over the world.
Don't even worry.
Don't listen to the World Bank, listen to the people on the ground.
They have all the solutions in the world.
訳:私が伝えたいのは解決策を外に求める必要はないということです。内にある解決策を探して下さい。どんな場所でも身近な人が解決策を持っています。彼らの話に耳を傾けて下さい。心配することはありません。世界銀行ではなく 地元の人の声を聞いて下さい。解決策を知っているのは彼らなのです。

※PCからだと日本語字幕が表示されます。

このプレゼンテーションでは、学歴とか社会地位で構築される現代社会に疑問を投じ、どんな老若男女の方でもプロフェッショナルとしていきいきと生活できるコミュニティのあり方が語られていて、そのために国や社会の制度に頼るのではなく、自分たちで解決する能力を身につけることを説いている感じがしました。

そして、外に頼りすぎずに解決策は、先人や自分たちの知恵や視点にある、と言っています。
繰り返されるsolutions in という言葉がとても印象的ですね。


病気や障害を受けるということは、とても辛いことです。
受傷度によって異なりますが、受傷したからといって、全ての回復や保障や支援を、医療機関や福祉や国に求めるのも、少し違う気もします。活かされた環境で、自分たちもよりよい営みに挑むことを、しなくてはいけないのかなとも感じてます。
病気や事故は、これだけ医療や技術が進歩しても100%完全に防げるものではないので。

不幸にして病気・障害を得ても、残された機能を上手く活かしながら少しでもその後の人生を豊かに営める、そのヒントがあったような、圧巻の19分のプレゼンテーションでした。


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